書類作成の基本

書類の作成

履歴書と職務経歴書は、転職には必須の書類です。自分のスキルに自信があっても、担当者に伝わらなければ書類選考で落とされてしまいます。書類で、自分をアピールするためにはどう書いたら良いのでしょうか?履歴書と職務経歴書の書き方について考えていきたいと思います。

履歴書の作成

履歴書は転職活動の第1歩です。自分のキャリア・スキルに自信があっても、書類選考で落ちてしまうのは悲しいものです。人事担当者の目線で、しっかり確認してから送りましょう。 履歴書を書く上で大事な事は

ことが履歴書を書く上で大切です。

貼付する写真
写真は文字よりも印象が強く、写真である程度人柄を見られることがあるかもしれません。看護師という業種上当然、清潔感や健康的なイメージを与える写真を選ぶべきです。利用したことのある人は分かると思いますが、スピード写真は写りが悪く、人相が悪い写真になることがあります。なるべくならば人の手で撮影が行われる写真館を利用するべきでしょう。他の履歴書から剥がして貼るなどの転用はNG。糊の盛り上がりなどで分かります。履歴書用の写真は4〜6枚で1000円ほどです。ケチらずに写真屋さんで写真を撮ることをおすすめします。
学歴
転職者用履歴書では、最終学歴だけを記入する形式になっているなど、転職者・中途採用者の場合は、学歴はさほど重視されない傾向にあります。とはいえ、留学などアピールできることがあれば大いにアピールしましょう。未経験の業種への転職を考えている場合は、その業種と少しでも役立つことを学生時代に学んでいれば、アピールポイントになります。 また、浪人・留年・中退などブランクがある場合はコメントを添える事で疑念などを抱かれないように配慮することも大切です。面接の際に質問されても答えられるようにしておきましょう。
職歴
書類選考で最も重視される情報です。どれほどの実績・経験・知識があるかを見られるので、勤務先の羅列だけではNGです。『詳しくは職務経歴書をご覧下さい』ではなく、今までの業務で何を経験し、どのような知識を得て来たのかが明確に伝わるように書いてください。面接担当者の手を煩わせない心構えも大切です。書き始める前に、経験を整理し、箇条書きにしてから職歴欄の記入をするとわかりやすい職歴となると思います。学歴、職歴ともに虚偽や詐称は絶対にいけません。真実を書いてください。
免許・資格
免許や資格は仕事に直結しないものでも評価に繋がることがあるので、もれなく記入しましょう。応募先の業務に役立つ資格は、取得にむけて勉強中のものでも意欲のアピールに繋がります。「興味がある」と「取得に向け勉強中」では評価がまったく異なります。退職により抹消となった社内資格でも知識の目安となるので記入すべきです。勉強中の資格や、社内資格などは「その他特記すべき事項」の欄に書くようにし、その欄が無い場合は免許・資格欄に記入してもかまいません。
希望条件・特技
同じ職種の採用候補者は同じような経歴・年齢・資格所持者となります。医療業界ではそれが特に同じ資格を持つ人が多く、『資格があります』では差別化とならない場合がほとんどです。そこで、アピールできるのはこの特技欄でしょう。似たような採用候補者が最も見られるのは意欲や姿勢などの人間的な部分です。空欄の目立つ履歴書はよく読んでもらえずに落とされてしまうかもしれません。空欄は作らず、熟練していなくとも関心のあることなどで、何故その会社や職種を選んだのかへ結び付けて書きましょう。どうしても書けない場合は、その欄のない履歴書用紙や、他の書ける項目と一緒の欄となっている用紙を選ぶようにしましょう。
志望動機
志望動機欄は職歴と同様、かなり重視される欄です。ベタな表現ではなく、自分の言葉で、何故応募したのかを表現しなければ、書類選考で落とされてしまいます。具体的な表現で書くように心がけます。同職種の場合はキャリアアップするという事を明確に書いてください。アピールの仕方次第では、かなり自分を売り込むことが出来るでしょう。

書くべきポイント

避けるべき表現

書類の完成

履歴書が完成したら、ただ履歴書だけ送ればよいわけではありません。きちんと添え状をつけて送付しましょう。また、封筒の裏に送る日の日付を忘れずに!もちろん、切手にも気をつけなければなりません。料金不足なんてことはもっての他です。